富陽宣紙 浙江省富陽市

富陽宣紙

中国浙江省富陽市                               長瀬香織

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製造工程

調査日 2008.09.18

 現地調査に訪れた浙江省富陽市では富陽宣紙と呼ばれる紙が漉かれていた。しかしこの宣紙は安徽省産の本場の宣紙とは異なり、原料に竜須草と木材パルプが使用されている。漉き方も日本とは異なる点が多く、安徽省でつくられている宣紙とも異なる。本場の宣紙の原料は青檀皮と稲藁からつくられている。富陽宣紙は滲みが宣紙とある程度にており、値段も安いため宣紙の代用品としてよく使用される。

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宣紙との違いはネリを使用しないことである。一枚の紙を漉く時間は3~4秒と速い。


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漉いた紙をどんどんと重ね合わせていく。その後500~600枚を圧搾機にかけ圧搾する。


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湿紙を1枚ずつ剥ぎ取り、鉄板乾燥をしている。部屋の中はとても暑い。

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漉かれた紙は水墨画や書写材料にも使用されるが、ここでは、機械によって印刷がなされ、古法によって製本されていた。この本は需要があるということであった。